目的・機能:記録された情報を、Excel、CSVファイルで出力する
【出力】は記録された情報を、Excelファイル、またはCSVファイルで出力できる画面です。
<集計用データ>
設定や記録で入力されたデータを集計し、出力できます。
出力したファイルはExcelのピボットテーブルなどによって
集計いただけるような形式を想定しています。
この記事では、計画数量・金額の出力について説明します。
ポイント:出力手順
出力手順や出力した圧縮ファイルの解凍方法は下記を参照ください。
「ブラウザ版 出力 共通操作」
ポイント:印刷内容が分かれる場合
出力したファイルを印刷する際、
ご利用のプリンタの設定によっては印刷内容が印刷範囲より大きくなり、
ページが分かれる場合がございます。
適宜調整して印刷いただくようお願いいたします。
計画数量・金額
アグリノートに登録された以下の情報を元に
計画における数量・金額の内訳を出力します。
- 圃場設定
- 作付設定 > 栽培計画 > 栽培暦
・作業項目ごとの作業期間
・作業項目ごとの作業時間 - 作付設定 > 栽培計画 > 使用計画量
- 作付設定 > 栽培計画 > 作業項目との関連付け
- 作付設定 > 栽培計画 > 収穫計画
・収穫時期
・予定収穫量 - 作付設定 > 栽培計画 > 出荷計画
・出荷時期
・予定出荷量
・予定単価 - 単価設定
出力データの参照元は以下の対応表の通りです。
<対応表>
項目分類 | 時期(開始日・終了日) | 数量 | 単価 |
---|---|---|---|
農薬 | 作業項目ごとの作業期間・関連付け | 使用計画量 | 単価設定 |
肥料 | 作業項目ごとの作業期間・関連付け | 使用計画量 | 単価設定 |
資材 | 作業項目ごとの作業期間・関連付け | 使用計画量 | 単価設定 |
機械 | 作業項目ごとの作業期間・関連付け | 作業項目ごとの作業時間 | 単価設定 |
作業者 | 作業項目ごとの作業期間・関連付け | 作業項目ごとの作業時間 | 単価設定 |
収穫 | 収穫時期 | 予定収穫量 | ― |
出荷 | 出荷時期 | 予定出荷量 | 予定単価 |
出力したファイルを確認し、意図せず「0」や空欄が表示されている場合は
こちらの対応表をもとに設定を見直しましょう。
ポイント:出力形式の選択
計画数量・金額ファイルを出力する際は、CSV(.csv)形式で出力されます。
※UTF-8(BOM 付き)
オススメ:時期別出力
計画数量・金額ファイルを出力する際に、時期別の出力を選択できます。
しない
栽培暦や収穫・出荷計画で登録されている計画の数量・金額を
設定されている期間ごとに出力します。
月別
栽培暦や収穫・出荷計画で登録されている計画の数量・金額を
月別に日数按分して出力します。
<例>
圃場設定:ある作付に関連づいている圃場の面積
・圃場A:18a
・圃場B:12a
・:
→合計:300a
栽培暦:耕起の作業期間:2024/04/26~2024/05/15(20日間)
・4月の作業日数:5日間(2024/04/26~2024/04/30)
・5月の作業日数:15日間(2024/05/01~2024/05/15)
栽培暦:耕起の作業時間
・1時間/10a
→合計:1時間/10a × 300a =30時間
この場合、
圃場Aにおける耕耘の5月の作業時間(按分した値)は、以下のようになります。
18a/300a × 15日間/20日間 × 30時間 = 1.35時間
旬別
栽培暦や収穫・出荷計画で登録されている計画の数量・金額を
旬別に日数按分して出力します。
<例>
圃場設定:ある作付に関連づいている圃場の面積
・圃場A:18a
・圃場B:12a
・:
→合計:300a
栽培暦:耕起の作業期間:2024/04/26~2024/05/15(20日間)
・4月の作業日数:5日間(2024/04/26~2024/04/30)
・5月上旬の作業日数:10日間(2024/05/01~2024/05/10)
・5月中旬の作業日数:5日間(2024/05/11~2024/05/15)
栽培暦:耕起の作業時間
・1時間/10a
→合計:1時間/10a × 300a =30時間
この場合、
作付X・圃場Aにおける耕耘の5月下旬の作業時間(按分した値)は、以下のようになります。
18a/300a × 5日間/20日間 × 30時間 = 0.45時間
出力データ-Excelシートの内容
1つのシートでは、以下の内容を確認することができます。
出力操作を行ったアカウントの会員情報
A列:屋号・組織名
B列:会員番号
出力メニューによる判別子
C列:計画・実績
※出力メニュー「計画数量・金額」では「計画」となります。
作付の情報
D列:作付グループ
E列:作付ID
F列:作付名
G列:作目ID
H列:作目
I列:作業開始日
J列:作業終了日
作付設定に関連づいている圃場の情報
K列:圃場ID
L列:圃場名
M列:作付面積(アール)
栽培計画の情報
N列:作業項目ID
O列:作業項目
P列:時期
Q列:開始日
R列:終了日
項目分類ごとに計画された情報
S列:項目分類
T列:項目グループ
U列:項目ID
V列:項目名
W列:数量※1
X列:数量(計画合計)※2
Y列:単位※3
Z列:単価
AA列:単価(単位)※4
AB列:金額
※1:対象の作付・圃場に対する作業項目・時期ごとの計画数量
※2:対象の作付・圃場に対する計画数量の合計
※3:数量の単位
※4:単価の単位(例:円/時間、円/kg)
活用方法
こちらのファイルをExcelのピボットテーブル機能を利用することで
いろいろな集計を行うことができます。
こちらでは、その一例を紹介します。
集計例:時期別の作業時間の集計(計画)
ピボットテーブルの設定
- フィルター
・項目分類=作業時間・作業者 - 列
・時期 - 行
・圃場名
・作業項目
・項目グループ - 値
・数量[合計]
集計例:時期別の支出金額の集計(計画)
ピボットテーブルの設定
- フィルター
・作業項目=(空欄)を除く - 列
・時期 - 行
・圃場名
・項目分類
・項目グループ - 値
・金額[合計]
集計例:時期別の収穫量の集計(計画)
ピボットテーブルの設定
- フィルター
・項目分類=収穫 - 列
・時期 - 行
・圃場名
・単位 - 値
・数量[合計]
集計例:時期別の出荷金額の集計(計画)
ピボットテーブルの設定
- フィルター
・項目分類=出荷 - 列
・時期 - 行
・圃場名 - 値
・金額[合計]