目的・機能:機械の作業時間・稼働効率を確認する
【記録を見る】画面では登録した各種記録を
いろいろな観点で集計できる画面です。
ここでは、作付のみ指定した集計として
【機械】タブで表示される画面について説明いたします。
【機械】タブでは、
機械に関する情報が設定された栽培計画や、
機械に関する情報が登録された作業記録をもとに
『作業時間集計』『時間あたり作業面積(稼働効率)』が期間ごとに集計されます。
※絞り込み操作・出力操作については、こちらをご覧ください。
→「ブラウザ版 記録を見る 絞り込み操作」
※集計表の参照元となる栽培計画の設定については、こちらをご覧ください。
→「ブラウザ版 基本設定01 作付(栽培計画:栽培暦)」
→「ブラウザ版 基本設定01 作付(栽培計画:作業項目との関連設定)」
※集計表の参照元となる作業記録の登録については、こちらをご覧ください。
→「ブラウザ版 記録編01 作業記録-基本情報」
→「ブラウザ版 記録編01 作業記録-付加情報」
【機械】タブを開く
以下の手順で【記録を見る】画面の【機械】タブを開きます。
- パソコンブラウザ版を開く
- 画面左上の【≡】→【レポート】→【記録を見る】をクリックする
- 画面左上の【作付から探す】をクリックする
- 画面左側の作付一覧から集計したい作付を選択する
- 画面右側の上部の【機械】をクリックする
作業時間集計
『作業時間集計』では、
機械に関する栽培計画や作業記録をもとに、機械の稼働時間が期間ごとに集計されます。
機械稼働の集中時期を把握して、
無理のない機械の運用スケジュールを組み立てることに役立てることができます。
また、稼働時間から部品交換の時期を判断して、
メンテナンス計画の参考にすることもできます。
別途集計した燃料の消費量・消費額から燃費を計算して
燃費削減のための対策を講じることもできます。
ここでは、『作業時間集計』における表示内容の説明や、
集計基準の変更について説明いたします。
表示される機械
表示される機械は、以下の2つの条件でリストアップされます。
- 指定された作付について登録された作業記録で選択された機械(※)
- 指定された作付について設定された栽培計画にて、作業項目と関連付け設定されている機械(※)
※インプルメントとして登録されている機械は除く
並び順は、機械設定の【▼ すべて】の一覧のとおりに表示されます。
表示される作業項目
表示される作業項目は、以下の2つの条件でリストアップされます。
- 指定された作付について登録された作業記録のうち、機械(※)が選択されたの作業記録の作業項目
- 指定された作付について設定された栽培計画にて、機械(※)と関連付け設定されている作業項目
※インプルメントとして登録されている機械は除く
並び順は、作業記録の日付、もしくは作付設定の栽培計画の栽培暦の日付が早い順に表示されます。
表示される計画(青文字)
指定された作付について設定された栽培計画にて、
機械が関連づいている作業項目の予定作業時間が算出されます。
ポイント:集計期間をまたがる場合
栽培計画(栽培暦)で設定されている作業項目ごとの作業期間(計画)が、
この画面で集計期間をまたがる場合は
期間の日数に応じて、計画の作業時間が按分されて表示されます。
<例>
栽培計画(栽培暦)で以下のように設定されていた場合
・作業項目:耕起
・04/08~04/12:5日間
・作業時間:3.5(h/10a)
【記録を見る】画面 > 【機械】タブでは、以下のように算出されます。
4月上旬:04/01~04/10
・集計対象:04/08~04/10:3日間
・3日間の作業時間:3.5(h/10a)÷5日間×3日間=2.1(h/10a)
4月中旬:04/11~04/20
・集計対象:04/11~04/12:2日間
・2日間の作業時間:3.5(h/10a)÷5日間×2日間=1.4(h/10a)
集計基準の変更
『作業時間集計』では、以下の3つの集計基準を切り替えて集計できます。
オススメ:【機械を主軸/作業項目を主軸】
集計表の左側の表側(ひょうそく)の主軸を
機械と作業項目で切り替えることができます。
【機械を主軸】
機械を主軸として集計します。
同一の機械でどのような作業にどのような時期に
作業予定か、作業していたかなどを確認する際に便利です。
【作業項目を非表示】を選択すると
同一の機械を複数の作業項目で設定もしくは記録していた場合であっても
(作業項目を問わず)機械ごとに稼働時間を集計できます。
機械ごとに稼働時間を集計したい場合に便利です。
【作業項目を主軸】
作業項目を主軸として集計します。
同一の作業でどのような機械をどのような時期に
作業予定か、作業していたかなどを確認する際に便利です。
【機械を非表示】を選択すると
同一の作業項目に複数の機械を設定もしくは記録していた場合であっても
(機械を問わず)作業項目ごとに稼働時間を集計できます。
作業項目ごとに機械の稼働時間を集計したい場合に便利です。
オススメ:【10aあたり/総時間】
集計される値を、10aあたりの作業時間と
総時間で切り替えることができます。
- 【10aあたり】:作業面積10aあたりの稼働時間として集計します
- 【総時間】:稼働時間の合計値を集計します
時間あたり作業面積(稼働効率)
『時間あたり作業面積』では、
機械に関する作業記録をもとに、機械の稼働効率が
時間あたりの作業面積として期間ごとに集計されます。
稼働効率の低い機械・作業を把握して
農作業の開始日検討などのスケジューリングにお役立ていただけます。
機械の買い替えのタイミングで自身の作業における性能を正しく把握して
機種選定やその後の評価などに利用することができます。
稼働効率の低下を確認した場合、機械の劣化・故障を疑うことができます。
早期に課題を発見して、メンテナンスを行うことで、機械の寿命を延ばし、修理費用を削減できます。
熟練者や昨年の実績を元に、稼働効率の目標を立てることで
機械操作の習熟や改善を目指す指標を作ることができます。
ここでは、『時間あたり作業面積』における表示内容の説明や、
集計基準の変更について説明いたします。
表示される機械
表示される機械は、以下の条件でリストアップされます。
- 指定された作付について登録された作業記録で選択された機械(※)
※インプルメントとして登録されている機械は除く
並び順は、機械設定の【▼ すべて】の一覧のとおりに表示されます。
表示される作業項目
表示される作業項目は、以下の条件でリストアップされます。
- 指定された作付について登録された作業記録のうち、
機械(※)が選択されたの作業記録の作業項目
※インプルメントとして登録されている機械は除く
並び順は、作業記録の日付が早い順に表示されます。
表示される実績(赤文字)
指定された作付について登録された作業記録の機械の稼働効率が集計されます。
画面上部の【予定を含める】が選択されている場合は、
予定の作業記録も合算して集計します。
ポイント:実績における稼働効率の計算方法
稼働効率は以下の式で計算されます。
[稼働効率(a/h)]=[圃場の合計面積(a)]÷[合計稼働時間(h)]
[圃場の合計面積]
対象の作付・機械・日付が指定されている作業記録で選択されている圃場の面積の合計
[合計稼働時間]
対象の作付・機械・日付が指定されている作業記録で入力された機械の稼働時間の合計
集計基準の変更
『時間あたり作業面積』では、以下の2つの集計基準を切り替えて集計できます。
オススメ:【機械を主軸/作業項目を主軸】
集計表の左側の表側(ひょうそく)の主軸を
機械と作業項目で切り替えることができます。
【機械を主軸】
機械を主軸として集計します。
同一の機械でどのような作業にどのような時期に
作業していたかなどを確認する際に便利です。
【作業項目を非表示】を選択すると
同一の機械を複数の作業項目で記録していた場合であっても
(作業項目を問わず)機械ごとに稼働効率を集計できます。
機械ごとに稼働効率を集計したい場合に便利です。
【作業項目を主軸】
作業項目を主軸として集計します。
同一の作業でどのような機械をどのような時期に
作業していたかなどを確認する際に便利です。
【機械を非表示】を選択すると
同一の作業項目に複数の機械を記録していた場合であっても
(機械を問わず)作業項目ごとに稼働効率を集計できます。
作業項目ごとに機械の稼働効率を集計したい場合に便利です。