目的:航空写真マップを活用した視覚的な圃場と作付の管理がしたい
【こんな課題が解決できます】
- 管理圃場が多くなると、すべての場所を覚えられない
- 目印がないと目的の圃場にたどり着けない
- ある圃場での昨年の作付品目が思い出せない
- 輪作が必要な栽培品目の管理と計画立案が大変
【こんな生産者にオススメ】
- 管理圃場数が100を超えている
- 広範囲に管理圃場が点在している
- 複数の作目や品種を栽培している
- 輪作を行っている
アグリノートの航空写真マップを使いこなすことで、
管理圃場が拡大し、農場の規模が大きくなった際の地図や台帳としての管理の他にも、
過去・現在の作付状況をマップや表形式に見える化して計画立案に使ったりなど、
より活用の幅が広がります。
この記事ではマップを活用した視覚的な圃場・作付の管理方法をご案内します。
- アグリノートでできること
- 事前準備と操作手順
- つまづきやすいポイント
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アグリノートでできること
マップで圃場の位置を確認できます
【パソコンブラウザ版・モバイルアプリ版】
航空写真マップで圃場の場所を俯瞰して確認できます。
【モバイルアプリ版】
圃場までの経路をナビアプリで表示して、道案内を開始することができます。
オススメ:ナビは以下の画面から開始できます
- 登録済の作業記録の詳細画面から
「モバイル版 活用編01 ホーム」 - マップ画面から
「モバイル版 活用編02 マップ」 - 設定画面の圃場一覧(圃場設定画面)から
「モバイル版 設定編02 圃場」
マップを作目・品種(作付)ごとに色分けできます
【パソコンブラウザ版・モバイルアプリ版】
圃場位置に作付名を表示するだけではなく、圃場を作付の色で塗り分けることができます。
作付が設定されていない圃場や、
作業期間内の作付がない圃場は赤色で表示されます。
現在の作付状況と過去・未来(予定)の作付を確認できます
【パソコンブラウザ版】
マップ画面のウィジェット『作付・圃場の表示設定』で、
過去・未来(予定)で設定されている作付状況を視覚的に確認できます。
輪作画面(時系列表)で作付推移を確認して、
連作障害の予防管理ができます。
設定画面で圃場を選択すると、作付の詳細履歴を確認できます。
事前準備と操作手順
方針:保有する圃場情報および過去の作付情報を年次で更新しましょう
<運用準備>
- 「圃場」「作付」の登録及び関連付けを実施しましょう
- 栽培計画を検討し、作付ごとに栽培期間と作付する圃場を確認しましょう
<運用確認>
- 作付と圃場の紐付けおよび設定された作付期間について、
管理者が内容を確認しましょう
<使用する機能イメージ>
作付設定を行いましょう
<ポイント>
- 作付名は「コシヒカリ 2021年」「ほうれん草 2021年1回目」など、作業期間がわかるような名前にしましょう
- 作付ごとに色を分けましょう
- 栽培計画>作業期間を入力しましょう
圃場と作付を関連付けしましょう
<ポイント>
- パソコンブラウザ版では、圃場設定、作付設定の両方から関連付けを行うことができます
- モバイルアプリ版では、圃場設定で関連付けを行うことができます
- 来年の作付を行うときは、新しい作付設定を追加し、既存の圃場に関連付けてください
以上の操作で、前述の「アグリノートできること」の操作や情報閲覧ができるようになります。
つまづきやすいポイント
作付の作業期間設定
作付設定の作業期間は以下のように設定、栽培時期ごとに作付を管理できるようにします。
作業期間の開始日は、その作付のために行う最初の作業日にします。
播種前に、耕起・基肥散布を行う場合は、その予定日以前にします。
作業期間の終了日は、その作付のために行う最後の作業日にします。
例えば、出荷完了日以降にします。
オススメ:水稲の設定例
作付名 :コシヒカリ 2021年
作業期間:2021/01/01~2021/12/31
播種開始の4月から、稲刈り終了の9月までが含まれるように、
作業期間を設定しましょう
オススメ:ほうれん草(高回転野菜)の設定例
作付名 :クローネ_2021年1回目
作業期間:2021/02/15~2021/04/30
作付名 :クローネ_2021年2回目
作業期間:2021/03/01~2021/05/15
作付名 :クローネ_2021年3回目
作業期間:2021/03/15~2021/05/31
1年で複数回の作付を行い、その作業期間で収量などの比較を行う場合は、
別々に作付を設定しましょう
オススメ:果樹の設定例
作付名 :ラ・フランス 2021年度
作業期間:2021/11/01~2022/10/31
収穫・出荷終了日を作業終了日として、
その翌日を来期の作業開始日とすると管理しやすくなります。
作付と圃場の色設定
作付設定と圃場設定での色設定についてルールを決めましょう。
マップ画面では、作付設定で設定した色と、
圃場設定で設定した色を切り替えて表示することができます。
作付での色分けと圃場での色分けを検討してから、アグリノートで設定しましょう。
オススメ:作付設定での色分け
異なる作付で同じ色にならないように、ルールを決めて色設定を行いましょう。
例1:栽培時期による色分け
- 早生水稲→青色
- 中生水稲→緑色
- 晩生水稲→黄色
例2:輪作周期による色分け
- 小麦 →青色
- 馬鈴薯→緑色
- 豆類 →橙色
- てん菜→紫色
オススメ:圃場設定での色分け
圃場での色設定は「地域エリアごと」や「受託圃場かどうか」、
受託圃場の場合は「契約者ごと」に色を決めていくと、
視覚的な農地管理につながっていきます。
ポイント:作付設定では赤以外の色を設定しましょう
作付が設定されていない圃場や、作業期間内の作付がない圃場は赤色で表示されます。
そのような圃場と、赤色で設定した作付の区別ができなくなるのを防ぐために、
作付設定では赤色以外の色を設定しましょう。
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