目的・機能:「一年一作」の初期設定のコツを理解する
栽培体系ごとにアグリノートの初期設定のコツをご案内します。
ここでは「一年一作」の栽培作物におけるアグリノート管理について説明します。
このような作物を栽培されている方が対象です。
- 稲(裏作を行わない)
- すべての作物でほぼ同時期に栽培を行う露地野菜・施設野菜
- 圃場範囲いっぱいに同一作物を栽培する
(畝ごと、範囲ごとに栽培作物が異なることはない)
※該当しない方はこちらもご確認ください。
「栽培体系ごとの設定方法」
この初期設定が完了すると、基本的な作業記録を登録できるようになります。
「使い方の流れ04 作業を記録しよう!」
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初期設定と運用ポイント
設定イメージ
圃場と作付の設定をする際のイメージと、
実際のアグリノート設定状態は以下のようになります。
稲作での設定イメージ
畑作での設定イメージ
上記のイメージの通りに
アグリノートで設定を登録すると、
マップ画面では以下のように表示されます
圃場設定のコツ
圃場の設定は以下の点に注意して登録してください。
圃場は圃場範囲いっぱいに『区画』で登録してください。
圃場範囲の外周を囲うように登録してください。
作付設定のコツ
作付の設定は以下の点に注意して登録してください。
作付名は品種名+年度で構成される文字列にしてください。
例:「コシヒカリ 2022年」「五寸にんじん-2022年収穫」など
作業期間が年をまたぐ場合は、
「五寸にんじん-2022年収穫」、
「五寸にんじん-2022年植え付け」、
「五寸にんじん 2021~2022」というような作付名にすると、
作業記録登録時の選択ミスを防ぐことができます。
作目はより細かい分類を選択してください。
作目は、FAMIC(独立行政法人 農林水産消費安全技術センター)の
農薬登録における適用作物名の表記に準じています。
作目を選択する際は大まかな分類ではなく、
より細かい分類を選択するようにしてください。
例1:「稲」より「移植水稲」などを選択
例2:「いも類」より「かんしょ」などを選択
例3:「果樹類」より「りんご」などを選択
「【トラブルシューティング】作目はどれを選択すればいい?」
栽培計画の作業期間を必ず設定してください。
その作付に関する作業開始から作業終了までを作業期間としてください。
なお、「一年一作」で設定される場合は、
「2022/01/01~2022/12/31」
「2022/04/01~2023/03/31」のように
1年ごとの区切り方を推奨しております。
作付設定にて、対象となる圃場を選択してください。
圃場が選択されていない場合、作業記録で対象を選択することができません。
なお、「一年一作」で設定される場合は、
1つの圃場に対して、同時期に複数の作付が関連づくことはありません。
運用する際のポイント
運用する際のポイントは以下のとおりです。
ポイント:作付更新の際は、圃場はそのまま利用する
栽培時期により栽培作物が変わる場合
新しい作付設定を新たに登録し、対象となる圃場を選択します。
作付設定では、前述のように以下の点に注意してください。
- 作付名は品種名+年度で構成する
- 作目はより細かい分類を選択する
- 栽培計画の作業期間を設定する
- 作付設定にて対象となる圃場を選択する
このとき、圃場設定で区画の形状を変更する必要はありません。
一般的な利用方法として注意すべきポイントは
以下のページを含めて、ほかのマニュアルでご確認ください。
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