目的・機能:圃場(農作業場所など)を登録する
農作業場所などを登録します。
その圃場の作付を関連付けて設定することで、
作業記録をつけることができるようになります。
作物の栽培場所を登録する以外にも、倉庫や事務所の場所も登録できます。
モバイル版では、その場所までの経路案内(ナビ)をすることができます。
必要に応じて、追加・削除・グループ分けが可能です。
この記事では、モバイル版で圃場を登録する方法を説明します。
ポイント:設定はパソコンブラウザ版を推奨しています
アグリノートの初期設定全般については、
パソコンブラウザ版での作業を推奨しています。
モバイルアプリ版では登録できない項目がありますのでご注意ください。
参考:「ブラウザ版 基本設定02 圃場」
オススメ:設定操作前の情報収集
圃場の呼び名を組織内で統一し、圃場名をリストアップしましょう。
※ 呼び名がない場合、地名+地番などを圃場名とする方法もあります。
例:中央区長潟101
その圃場の位置を把握しましょう。
※もしくは、圃場の位置を把握している人と一緒に圃場登録を行いましょう。
圃場一覧
画面下の【≡ メニュー】→【圃場】をタップすると、一覧が表示されます。
圃場の作成
一覧画面右下の【+】をタップします。
区画の作成
マップ上で区画の中心をタップしてください。
選択した場所に対応する筆ポリゴンデータから自動で区画を作成します。
区画が囲まれたら、画面右上の【確定する】をタップします。
オススメ:頂点の追加・移動・削除、区画の移動
区画を編集する場合は、
まず画面左下の【手動作成に切り替え】をタップします。
辺の中間にある点を長押ししてから動かすと、頂点を追加することができます。
頂点を長押ししてから動かすと、頂点の場所を移動することができます。
頂点をタップして選択して、黄色に変わったら、
画面左下の【頂点を削除】をタップすると、頂点を削除することができます。
区画の中心にあるピンを長押ししてから動かすと、区画を移動することができます。
ポイント:筆ポリゴンとは
農林水産省が実施する耕地面積調査等の母集団情報として、
全国の土地を隙間なく200メートル四方(北海道は、400メートル四方)の区画に区分し、
そのうち耕地が存在する約290万区画について衛星画像等をもとに、
筆ごとの形状に沿って作成した農地の区画情報です。
<引用>
農水省. 農地の区画情報(筆ポリゴン)の提供.
https://www.maff.go.jp/j/tokei/porigon/ ,(参照 2021/10/08)
※アグリノートで利用される筆ポリゴンのデータは、
農水省が提供するオープンデータを当社で加工したものです。
ポイント:筆ポリゴンデータで自動で区画を作成できない場合
マップ上で区画の中心をタップしても、区画が作成されず、
『筆ポリゴンが見つかりませんでした』というメッセージが表示された場合、
【位置を選び直す】、または【手動で作成】をタップしてください。
<区画の手動作成は以下のように操作してください>
- マップ上で頂点をタップ
頂点=1つ :ピンで圃場を作成
頂点=3つ以上:区画で圃場を作成 - 画面右下の【確定する】をタップ
圃場名の入力
圃場名を入力します。
ポイント:圃場名のルール
圃場名は組織全体で共有できるものや、出力時に管理しやすい名称にすると良いでしょう。
- 圃場名には住所地番や圃場番号
- スタッフ共通の呼び方 など
圃場の色選択
アプリの『マップ』画面やブラウザ版の画面で、
圃場区画を色分けして表示できます。
圃場名の隣、色ボックスをタップして圃場の色を選択します。
選択できる色は48色から選ぶことができます。
色を選択したら、画面右上の【←】で元の画面に戻ります。
ポイント:圃場のデフォルト色(赤色)以外を設定する
作付の色を設定する場合は、赤以外の色が推奨です。
マップ画面で区画を作付の色で表示している場合
作業期間外の作付が関連付け設定されている圃場や、
作付が関連付け設定されていない圃場は「赤」で表示されます。
そのため、作付の色を「赤」で設定すると、
そういった圃場の色と区別がつかなくなることがありますので注意しましょう。
作付の選択
圃場で栽培している作付を紐付け設定します。
【選択・変更】をタップし、圃場で栽培している作付を選択します。
圃場に紐づく作付は複数選択が可能です。
作付設定を行っていない場合は、一覧に表示されません。
作付設定を行ってから、再度こちらの操作を行いましょう。
参考:「モバイル版 設定編01 作付」
圃場グループの選択
『圃場グループ』の【その他 >】をタップし、
一覧から所属させるグループを選択してください。
『圃場グループ』がない場合は一覧は表示されません。
オススメ:グループを追加する
この画面から圃場グループを追加できます。
- グループ一覧の下部の『新しい作付グループを入力』をタップ
- グループ名を入力
- 画面右下の【+】をタップ
面積の入力
圃場の『作付面積』を入力します。
ポイント:圃場面積の種類
圃場の面積は『作付面積』、『参考面積』、『台帳面積』の3種類が設定できます。
それぞれの持つ意味と詳細は下記からご確認ください。
「【トラブルシューティング】計算・表示で利用される圃場の面積とは?」
圃場の確認と操作
一覧画面で圃場名をタップすると、その圃場の詳細情報が表示されます。
ポイント:モバイル版で閲覧できるが、設定できない項目
モバイル版では以下の項目が設定できませんので、
設定・閲覧はブラウザ版でお願いします。
- 住所(ブラウザ版では『住所・地番』)
- 圃場の表示期間
- その他
ポイント:対象圃場をマップで確認し、その圃場までのナビを起動する
圃場を選択した上で【ナビ】アイコンをタップすると、
その圃場までの経路案内が起動します。
スマートフォンに「Googleマップ」がインストールされている場合は、
「Googleマップ」が起動します。
「Googleマップ」がインストールされていなければ、ほかのマップアプリを起動します。
圃場の編集と削除
詳細画面右上の【鉛筆】アイコンをタップすると、
圃場設定の編集画面が表示されます。
画面下の【登録する】をタップすると編集内容が保存されます。
画面右上の【ゴミ箱】アイコンをタップすると、圃場を削除することができます。
ポイント:一度削除した圃場は復活できません
削除した圃場を復活させることはできませんので、
本当に削除しても良いか今一度ご確認ください。
参照:「【トラブルシューティング】設定の項目・グループを削除するとどうなる?」
圃場から記録作成
詳細画面右下の【+】アイコンをタップすると、
その圃場が選択された状態で、記録の作成画面を開くことができます。
- 【作業記録】 :作業記録の登録画面を開きます
- 【生育記録】 :生育記録の登録画面を開きます
- 【収穫記録】 :収穫記録の登録画面を開きます
ポイント:モバイル版では登録できない記録
ブラウザ版で記録された以下の記録は、モバイル版では登録できません。
- 出荷記録
- 土壌診断
記録の作成・閲覧などは、ブラウザ版で行ってください。