目的・機能
アグリノートへようこそ!
「使い方の流れ」ではアグリノートの導入から基本的な記録方法までをご紹介します。
アグリノートで作業記録をつけるには、あらかじめ「圃場」と「作付」の設定が必要です。
「初期設定をしよう!」では、作業記録をつけるための最小限の設定をご案内します。
アグリノートでは記録を見る単位は以下のようになっています。
- 圃場ごとから見る :圃場ごとに詳細を表示する(管理の最小単位)
- 任意の作付から見る:複数の圃場を作付単位でまとめて表示する(作物、品種単位)
- 農場全体から見る :複数作付をまとめて表示する(作目、もしくはシーズン単位)
原則として管理の単位に合わせて圃場・作付をご登録いただきます。
この記事では基本となる圃場・作付のご登録方法についてご案内します。
ポイント:設定はパソコンブラウザ版を推奨しています。
設定はパソコンブラウザ版での作業を推奨しています。
モバイルアプリ版では登録できない設定・項目がありますのでご注意ください。
圃場を設定しよう!
作業記録をつけるために必須となる最小限の圃場設定を説明します。
詳細な設定方法は、「ブラウザ版 基本設定02 圃場」をご確認ください。
モバイルアプリ版での設定方法は「モバイル版 設定編 圃場」をご確認ください。
【設定】>【圃場】>【+追加】>【圃場(区画)を追加】をクリックします。
オススメ:『区画』『ピン』の選択
マップ上のマーカーとして『区画』『ピン』を選択できます。
- 区画
マップ上に圃場の位置と形を登録することができます。
水稲、麦、路地野菜などの圃場の登録で使用します。
- ピン
マップ上に圃場の位置のみを登録することができます。
少量多品目の圃場、ハウスや、事務所・育苗施設などの登録で使用します。
マップ上で区画の中心をクリックしてください。
選択した場所に対応する筆ポリゴンデータから自動で区画を作成します。
区画が囲まれたら、画面右上の【OK】をクリックします。
オススメ:頂点の追加・移動・削除
辺の中間にある点をクリックしながら動かすと、頂点を追加することができます。
頂点をクリックしながら動かすと、頂点の場所を移動できます。
頂点をクリックして、【削除】をクリックすると頂点を削除できます。
ポイント:筆ポリゴンとは
農林水産省が実施する耕地面積調査等の母集団情報として、
全国の土地を隙間なく200メートル四方(北海道は、400メートル四方)の区画に区分し、
そのうち耕地が存在する約290万区画について衛星画像等をもとに、
筆ごとの形状に沿って作成した農地の区画情報です。
<引用>
農水省. 農地の区画情報(筆ポリゴン)の提供.
https://www.maff.go.jp/j/tokei/porigon/ ,(参照 2021/10/08)
※アグリノートで利用される筆ポリゴンのデータは、
農水省が提供するオープンデータを当社で加工したものです。
グループを設定すると、圃場を管理しやすくなります。
【設定】>【圃場】>【+追加】>【グループを追加】をクリックします。
オススメ:圃場のグループ分け
圃場を地域や管理者ごとにグループ分けすることで、
直感的に把握しやすい管理が可能になります。
<グループ分けの例>
- 地権者グループで地権者を可視化
- 地域グループでまとまった地域の作業記録をつけやすく
- 栽培方法グループで慣行栽培や特別栽培、有機栽培などの栽培方法別に可視化
作付を設定しよう!
作業記録をつけるために必須となる最小限の作付設定を説明します。
詳細な設定方法は、「ブラウザ版 基本設定01 作付」をご確認ください。
モバイルアプリ版での設定方法は「モバイル版 設定編 作付」をご確認ください。
『作付名』欄を入力し作目を選択します。
作目を入力するには【変更】をクリックします。
オススメ:作付名に年度や作期を含める
アグリノートでは同じ名前の作付は2つ以上作成できません。
従って、作付名は同じ品種でも作期ごとに変更する必要がございます。
以下のように作付名を設定することで、
同じ品種でも作期ごとに進捗、コストの集計・管理ができるようになります。
【年単位で、作付・収穫を行う作物】
『品種』と『作業年』を組み合わせて作付名を設定します。
水稲の例 | 1年目 | 2年目 |
---|---|---|
作付名 | コシヒカリ 2021 | コシヒカリ 2022 |
作業期間(作期) | 2021/01/01/~2021/12/31 | 2022/01/01/~2022/12/31 |
果樹の例 | 1年目 | 2年目 |
---|---|---|
作付名 | ラ・フランス 2021 | ラ・フランス 2022 |
作業期間(作期) | 2021/01/01/~2021/12/31 | 2022/01/01/~2022/12/31 |
【1年間に数回、作付・収穫を行う作物】
『品種』『作業年』『作付回数』を組み合わせて作付名を設定します。
ほうれん草の例 | 1年目 作期1回目 | 1年目 作期2回目 |
---|---|---|
作付名 | クローネ 2021-1 | クローネ 2021-2 |
作業期間(作期) | 2021/01/10/〜2021/04/30 | 2021/02/01/〜2021/05/31 |
オススメ:特別栽培、有機栽培、受託栽培を区別して管理したい
慣例栽培とは異なる栽培方法や、
契約による栽培を区別して管理したい場合は、
作付名で区別した作付設定を別途用意します。
例:コシヒカリ_2021_特別栽培
例:あきたこまち_2021_受託栽培
作付を指定して作業を記録することで、
区別して記録を集計することが可能です。
作目を一覧から選択して、【OK】をクリックします。
ポイント:作目を登録する目的
栽培品種の分類である作目は、作付設定の際に一覧から選択します。
その選択肢は、FAMIC(独立行政法人 農林水産消費安全技術センター)の
農薬登録における適用作物名の表記に準じています。
作目の登録を行うと、以下の機能を利用することが可能です。
- 作目で作付をグループ化し、絞り込む
- 農薬データベースから作目に応じて農薬の使用基準を自動取得
作目を選択する際にお困りの場合は、こちらをご確認ください。
→「【トラブルシューティング】作目はどれを選択すればいい?」
この作付を栽培する圃場を設定します。
【選択】をクリックします。
ポイント:作付は必ず圃場と紐付けましょう
圃場と作付の紐付けを行わない場合、作業記録を作付単位に集計することができません。
作付は必ず圃場と紐付けの設定をお願いいたします。
栽培体系ごとの初期設定のコツ
アグリノートでは様々な栽培作物・栽培方法などに対応しています。
栽培体系ごとの初期設定のコツをまとめました。
ご自身の運用に沿った初期設定を行いましょう。
お困りの方は:設定前チェックシート
アグリノートの設定を始めるうえで、
こんな不安はありませんか?
- どんな手順でアグリノートを始めたらいいの?
- どんな課題がアグリノートで解決できるの?
- すべての設定を登録する必要があるの?
そんな方は「設定前チェックシート」を利用してみましょう。