目的・機能：育苗期間と移植後を区別して情報管理する

育苗期と移植後の栽培履歴や農薬カウントを、
区別して管理するには少し工夫が必要です。

この記事で説明する方法で以下のことが可能になります。

※1：育苗期間～移植後を一貫して、農薬などの使用量や使用回数を集計・確認することはできません。
※2：育苗期間～移植後を一貫して、農薬制限のアラートを表示させることはできません。
※3：圃場ごとに育苗期間のコストを割り振ることはできません。

※サポートチームからのお願い

こちらの記事の内容がお役に立てたかを
画面下部の【◯ はい】【✕ いいえ】でご評価ください。
よりよいサポートを目指して、みなさんのご評価をお願いします。

概要

アグリノートの記録方法を工夫することで、
育苗期間と、移植後期間で区別して情報を管理できます。
以下のように、育苗と本圃作付の記録を分けて管理します。

期間	圃場	作付	資材
育苗期間	育苗施設	コシヒカリ　2021　育苗	－
本圃栽培	（移植先の圃場）	コシヒカリ　2021	コシヒカリ　苗

育苗期で必要になる設定と記録

まずは育苗を行う場所を登録します。
例：圃場マスタで「育苗施設」を作成します。

圃場の登録方法は「ブラウザ版基本設定02　圃場」をご確認ください。

次に育苗する作目・品種の登録をします。
作付マスタで作付「コシヒカリ　2021　育苗」を作成します。

作付の登録方法は「ブラウザ版基本設定01　作付」をご確認ください。

「育苗場所」と「作目・品種」を関連付けます。
作付設定画面で圃場（育苗施設）と作付（育苗品種）を紐付け設定します。

設定を終えたら育苗期の作業記録をつけていきます。
作業記録で「種子消毒」などを登録する場合は、
『作付・圃場』で「育苗施設（圃場）」、「育苗期（作付）」の組み合わせを選択して、
記録をつけていきましょう。

移植先の圃場を登録します。
圃場マスタで圃場を登録していきます。
すでに登録されている場合は、こちらの操作は不要です。

移植後の作付を作成します。
作付マスタで作付を登録します。
すでに登録されている場合は、こちらの操作は不要です。

移植後に栽培する圃場と移植後の作付を関連付けます。
すでに設定されている場合は、こちらの操作は不要です。

定植作業の記録をつけるときに使う資材を登録します。
資材マスタで「苗」を登録しておきましょう。

例：「コシヒカリ　苗」を作成
資材名「コシヒカリ　苗」、グループ「苗」、使用単位「箱」など

資材の登録について詳細は「ブラウザ版資産・人-設定04　資材」をご確認ください。

移植作業の作業記録を登録する手順を説明します。
作業記録画面に移動して下記の情報を登録しましょう。

ここからは記録がどのように見えるか紹介します。

作業進捗画面でどのように見えるか確認しましょう。
作業進捗画面に移動します。
育苗施設（育苗期の圃場）と移植先圃場が分かれて表示されています。

農薬の使用量集計を確認しましょう。
【記録を見る】＞【作付から探す】に移動します。
育苗期の作付を選択します。
育苗施設（育苗期の圃場）で農薬の使用履歴は独立して表示・集計されます。

育苗期のコストを確認しましょう。
収支画面に移動します。
作付全体の収支では育苗期と移植後のコストが分かれて表示されています。

※サポートチームからのお願い

こちらの記事の内容はお役に立てましたか？
画面下部の【◯ はい】【✕ いいえ】でご評価ください。
よりよいサポートを目指して、みなさんのご評価をお願いします。
また、具体的な記事へのご要望は、問い合わせフォームよりお寄せください。