目的・機能:収支機能の操作について説明します
【収支】は、記録した情報をもとに算出された収入と支出を確認できる画面です。
収入は、出荷記録をもとに算出されます。
支出は、作業記録と単価設定をもとに算出されます。
作付ごと、作付・圃場ごとに収入・支出・収支が集計され、
その内訳を確認することができます。
支出の内訳から、どこにコストがかかっているか確認するのに役立ちます。
この記事では、収支画面について以下の内容で説明します。
- 収支画面への移動方法
- 集計期間の変更
- 【収支】【収入】【支出】
- 【合計】【10aあたり】
- 【表形式】で確認する
- 【グラフ形式】で確認する
収支画面への移動方法
収支画面へはまず【≡】のメニューをクリックします。
その後、【レポート】をクリック、【収支】をクリックすることで移動できます。
※【設定】画面以外で【≡】のメニューを開いてください。
ポイント:収支画面の閲覧・操作は管理者権限のアカウントのみ
収支画面の閲覧・操作は管理者権限が設定されているアカウントのみとなります。
収支画面へのボタンが表示されていない場合は、
「アカウントについて」を参考に権限を確認しましょう。
集計期間の変更
画面右上の日付を変更することで、集計期間を変更することができます。
指定期間に含まれる作業記録、出荷記録が集計の対象となります。
※未来の日付を選択することはできません。
【収支】【収入】【支出】
画面左上の【収支】【収入】【支出】をクリックすることで、表示内容を変更することができます。
- 【収支】:対象の収入と支出が集計され、その差である収支が算出されます
- 【収入】:対象の収入である売上が集計されます
- 【支出】:対象の支出が科目(※)ごとに集計されます
※労務費、農薬費、肥料費、諸材料費、動力燃料費
ポイント:支出の科目
支出の科目は以下の積で算出されます。
- 労務費 :作業記録上の作業時間と、単価設定で保存された作業者の単価
- 農薬費 :作業記録上の農薬の使用量と、単価設定で保存された農薬の単価
- 肥料費 :作業記録上の肥料の使用量と、単価設定で保存された肥料の単価
- 諸材料費 :作業記録上の資材の使用量と、単価設定で保存された資材の単価
- 動力燃料費:作業記録上の機械の稼働時間と、単価設定で保存された機械の単価
農薬・肥料は、適切な単位で記録されていない場合、集計の対象となりません。
詳細についてはこちらをご確認ください。
「【トラブルシューティング】農薬・肥料の使用量・濃度の表記はどれを選択すればいい?」
【合計】【10aあたり】
画面右上の【合計】【10aあたり】をクリックすることで、
算出値を変更することができます。
- 【合計】 :対象の作付ごと、または作付・圃場ごとの合計値を表示します
- 【10aあたり】:対象の総面積10aあたりの算出値として表示します
オススメ:単位面積あたりの収支を確認してみましょう
【10aあたり】で表示し、作付ごとや、作付・圃場ごとの比較を行うことができます。
- 同一作付でも、圃場により品質・規格の割合が異なり、売上に影響している
- 同一作付でも、特定の圃場に資材類の使用量が偏っていて、支出として現れている
- 同一品種でも、作期別に作付設定していたので、作期により収益性が異なる
【表形式】で確認する
表形式への切り替え
画面右上の【表形式】をクリックすると、
収支、収入、支出を表形式で確認することができます。
オススメ:昇順・降順で並び替え
『収入』『支出』『収支』欄にある【▲】【▼】をクリックすることで、
その項目を元に昇順・降順に並び替えることができます。
『収入』『支出』の内訳
『収入』『支出』欄の算出値をクリックすることで、その内訳を確認することができます。
『収入』欄の算出値をクリックしたときの内訳画面
『支出』欄の算出値をクリックしたとき内訳画面
オススメ:収支画面から記録の編集
収入の内訳画面、支出の内訳画面の各行の右側にある【編集】をクリックすると、
その算出元となる記録を確認・編集することができます。
作付から圃場ごとに確認する
『作付全体』の集計表の画面で、作付欄の作付名をクリックすると、
その作付が関連づいている圃場ごとの集計を確認することができます。
圃場ごとのビューでも、『収入』『支出』欄の算出値をクリックすることで、
その内訳を確認することができます。
【グラフ】で確認する
画面右上の【グラフ】をクリックすると、各種集計表をグラフで確認することができます。
ポイント:グラフを並び替える
「収入をもとに降順」など、グラフを並び替える場合は、
表形式で並び替えを行ってからグラフ表示に戻してください。