目的・機能:自動記録で作業記録の下書きを作成します
スマートフォンを携帯し作業を行うと、アプリがGPSの位置情報をもとに、
いつ・だれが・どの圃場で・どんな作業を行ったかを自動判定し、
作業記録の下書きを作成することができます。
休憩時間や事務所に戻ったタイミングで、
下書きを確認しワンタッチで作業記録に保存することができます。
この記事では自動記録の操作方法を説明します。
- 操作方法
- 設定方法
- 判定材料となる情報
ポイント:利用できるのはAndroid端末のモバイルアプリ版のみ
自動記録機能はAndroid端末のモバイルアプリ版でご利用いただけます。
iOS端末(iPhone、iPad)ではご利用できませんのでご注意ください。
ポイント:作付が設定済みの圃場を検知します
自動記録機能は作付の作業期間が現時点で有効な圃場を検知します。
圃場が検知されない場合は作付が紐付いているか、
作付の作業期間の設定が正しく設定されているかを見直してみましょう。
操作方法
自動記録の表示
画面下の【≡ メニュー】→【自動記録】をタップします。
ポイント:スマートフォンの位置情報を有効にしてください
自動記録は、スマートフォンの位置情報を利用します。
利用前にスマートフォンのGPS位置情報の設定を有効にしてください。
計測の開始
【計測を開始する】をタップします。
スマートフォンを携帯し、作業を行ってください。
画面上に『作業中…』と表示されている間に行った作業が下書きとして保存されます。
ポイント:自動記録作成中もアグリノートを利用可能
自動記録を起動しているときは、『作業中…』と表示されます。
この状態で画面左上の【←】をタップして、記録や設定を確認・保存することができます。
また、アグリノートアプリを閉じて、ほかのアプリを開くことも可能です。
記録カードの仮作成
圃場設定で登録されている区画に入ると記録カードが仮作成されます。
この段階では記録カードを登録、編集、削除することはできません。
ポイント:記録カードは圃場ごとに作成される
記録カードは圃場ごとに作成されます。
そのため自動記録で作成された作業記録は、
複数の圃場で行った作業であっても圃場ごとに記録が作成されます。
記録カードの作成完了
圃場での作業を終えて、その圃場から離れると記録カードが作成済になります。
オススメ:マップで確認
画面右側の【→】をタップすると、マップ画面が表示されます。
記録カードが作成済になると、圃場は設定された色に戻ります。
記録カードの確認
記録カードの内容を確認します。
- 【登録】→【OK】 をタップすると、そのまま作業記録として登録されます。
- 【編集】をタップすると、作業記録の編集画面に移動します。
作業記録に移動後に【キャンセル】をタップすると、
元の自動記録の画面に戻り、記録カードを確認できます。 - 【✕】→【OK】をタップすると、記録カードを削除します。
ポイント:自動記録で作成される情報
自動記録で作成された記録カードの情報は以下の通りです。
- 作業項目
- 作付・圃場
- 作業者・作業時間
記録カードを確認し、機械・農薬・肥料・資材を追加するなど、
必要に応じて作業記録を編集しましょう。
オススメ:スワイプ操作で登録・削除
記録カードを右にスワイプすると、作業記録として登録します。
記録カードを左にスワイプすると、記録カードを削除します。
オススメ:すべての記録カードを削除する
画面右上の【︙】→【自動記録を全て削除する】をタップすると、
作成された記録カードをすべて削除することができます。
設定方法
自動記録で、意図した記録カードが作成されない場合は設定を調整してください。
設定を確認するには画面右上の【歯車】アイコンをタップします。
オススメ:圃場内作業開始の判定時間
圃場内の作業開始を検知するために要する時間です。
- 圃場が隣接し、混み合っている場合は、短時間に設定すると検知しやすくなります
- マップ表示で移動の軌跡がブレるなど、位置情報が安定しない場合は、
長時間に設定すると、不要な圃場検知を防ぐことができます
オススメ:圃場内作業終了の判定時間
圃場内の作業終了を検知するために要する時間です。
- 圃場への出入りが頻繁に発生する作業の場合は、長めの時間に設定してください
オススメ:圃場外周の判定
圃場内の作業として検知する外周の距離です。
- 圃場の外周で行う作業や、スマートフォンを圃場の近くに置いて計測する場合は、
長めの距離に設定すると検知しやすくなります
ポイント:ビニールハウス内や屋内での利用
ビニールハウス内や屋内で自動記録を利用した場合
位置情報を正確に取得することが難しい場合はあります。
そのため、現在地が安定せずに、作業中の圃場を特定できず
記録カードが生成されづらいことがあります。
判定材料となる情報
記録カードに自動設定される情報について説明します。
作業項目は以下の情報を元に、記録カードに設定されます。
- いままで登録した作業記録の実績
- あらかじめ登録された作業記録の予定
- 作付設定で登録した栽培計画
いままで登録した作業記録の実績
記録カードが作られる際に最も優先される情報です。
位置情報から指定された圃場で、これまでの作業実績を辿って作業内容を判定します。
作業に付随する情報
その他の情報は以下の条件で選択されます。
ポイント:作業日
自動記録を起動して、記録カードが作成された日となります。
ポイント:圃場
スマートフォンの位置情報から選択されます。
期待した圃場が反映されない場合は、
本項(先述)の設定方法を確認・調整してください。
ポイント:作付
選択された圃場、作業日で有効となっている作付が選択されます。
期待した作付が反映されない場合は、2つのことを確認しましょう。
- 作付設定で対象となる圃場が選択されていること
- 作付設定で作業日が作業期間内になっていること
作付設定は「ブラウザ版 基本設定01 作付」から確認してください。
ポイント:作業者
アグリノートアプリにログイン中のアカウントが作業者として選択されます。
作業者ごとにアカウントを使用していただくとより便利に使いこなせます。
アカウントの追加は「契約について04 アカウントの追加・編集・停止」をご確認ください。
ポイント:作業時間
スマートフォンの位置情報をもとに、
対象となる圃場に入ったタイミングが開始時間となります。
対象となる圃場から出たタイミングが終了時間となります。
期待した時間が反映されない場合は、
本項(先述)の設定方法を確認・調整してください。