目的・機能:収量メッシュマップで収量バラつきのある圃場を確認する
スマートアシストリモートとの連携機能のひとつとして
『収量メッシュマップ』を利用できます。
圃場内での収穫量のバラつき状況が
メッシュマップ(※)で色分けされます。
※緯度経度に基づいて網の目(メッシュ)状に分割した地図のこと
圃場内での収穫量のバラつきは、様々な要因によって起こります。
- 地力の差
- 水稲倒伏の有無
- 土地の高低差
- 保水性・透水性の差
『収量メッシュマップ』で以下のような課題を把握できます。
- 収穫量のバラつきが大きい圃場を特定する
- 収穫量が圃場内でどのようにバラついているかを把握する
- 収穫量のバラつきの程度を同一圃場で前回の作付と比較する
確認した課題をもとに、改善を検討してみましょう。
- 例:可変施肥を実施する(水稲倒伏の状況なども加味する)
- 例:レベラーで土地の高低差を解消する
- 例:サブソイラによる弾丸暗渠で保水性・透水性の差を解消する
ここでは『収量メッシュマップ』の利用条件や操作方法などを解説します。
『収量メッシュマップ』の利用条件
以下の条件をすべて満たした場合、
アグリノートで『収穫メッシュマップ』が表示されます。
- スマートアシストリモートとアグリノートが連携している(※1)
- 対象機種(収穫量マッピング機能が搭載されたコンバイン)をアグリノートの機械として登録している(※2)
- 対象機種による収穫により収穫メッシュデータがスマートアシストリモートのサーバに保存されている(※3)
※1
連携方法はこちらをご覧ください。
→「スマートアシストリモート:連携方法」
※2、3
対象機種や設定方法については、
ヤンマーアグリ株式会社のホームページや各営業所にご確認ください。
スマートアシストリモートとアグリノートを連携すると
アグリノートの圃場(区画)の範囲内にある収量データを1日に1回
スマートアシストリモートから取得して
アグリノートの「収穫記録」が自動生成されます。
その際に、収穫メッシュデータが存在している作付・圃場では
『収量メッシュマップ』が確認できるようになります。
『収量メッシュマップ』を開く
『収量メッシュマップ』は
【記録を見る】画面で作付・圃場を選択したときの
【収穫】タブで利用できます。
なお、前述の利用条件を満たしていない作付・圃場では
『収量メッシュマップ』は表示されません。
以下のいずれかの手順で【記録を見る】画面の【収穫】タブを開きます。
オススメ:作付ごとの『収穫マップ』から圃場を絞り込む
作付ごとの収穫実績を確認したうえで対象の圃場を絞り込む場合は
こちらの手順がオススメです。
- パソコンブラウザ版を開く
- 画面左上の【≡】→【レポート】→【記録を見る】をクリックする
- 画面左上の【作付から探す】をクリックする
- 画面左側の作付一覧から対象の作付を選択する
- 画面右側の上部の【収穫】をクリックする
- 『収穫マップ』で対象の圃場を地図上でクリックする
- 圃場の上に表示された【圃場内の詳細を見る】をクリックする
※前述の利用条件を満たしていない作付・圃場では【圃場内の詳細を見る】は表示されません。
オススメ:作付一覧から圃場を絞り込む
作付一覧から対象の圃場を絞り込む場合は
こちらの手順がオススメです。
- パソコンブラウザ版を開く
- 画面左上の【≡】→【レポート】→【記録を見る】をクリックする
- 画面左上の【作付から探す】をクリックする
- 画面左側の作付一覧から対象の作付を選択する
- 画面左側の下部の圃場一覧から対象の圃場を選択する
※圃場一覧の右上にある【地図】をクリックすると、マップから圃場を選択できます。 - 画面右側の上部の【収穫】をクリックする
『収量メッシュマップ』の操作方法
前述の利用条件を満たしている作付・圃場では
最も上の集計として『収量メッシュマップ』が表示されます。
項目設定:機械
指定の作付・圃場に関する収穫メッシュデータを測定した機械ごとに
マップ上のメッシュを色分けします。
複数の機械で測定されている場合
機械を切り替えて表示できます。
なお、複数の機械で測定した収穫メッシュデータを
合算して表示することはできません。
項目設定:収穫日
指定の作付・圃場に関する収穫メッシュデータを測定した日付(収穫日)ごとに
マップ上のメッシュを色分けします。
複数の日付で測定されている場合
収穫日を切り替えて表示できます。
なお、1日に同一作付・同一圃場・同一機械で
複数回の収穫作業を行った場合
収量メッシュマップは統合されて表示されます。
ポイント:指定できる収穫日は直近の5つ
同一作付・同一圃場・同一機械で
複数の収穫日で収穫メッシュデータが測定されている場合
収穫日の選択肢に表示される日付は
直近5つまで(5日間分まで)となります。
ポイント:1日に複数回収穫した場合、データは統合して表示される
1日に同一作付・同一圃場・同一機械で
複数回の収穫作業を行った場合
収量メッシュマップは統合されて、1日分として表示されます。
ポイント:複数の収穫日のデータを合算して表示する
同一作付・同一圃場・同一機械で
複数の収穫日で収穫メッシュデータが測定されている場合
収穫日の選択肢に【全体(直近◯収穫記録)】が表示されます。
【全体(直近◯収穫記録)】を選択すると
複数の収穫日で収穫メッシュデータを合算して
収量メッシュマップを表示できます。
なお、◯は合算できる収穫日の日数であり
2~5日分のデータを合算できます。
項目設定:メッシュ
マップ上で表示されるメッシュの一辺の長さを指定できます。
選択肢は、5m, 10m, 15m, 20mです。
(初期値は5mとなります。)
なお、メッシュの辺を圃場の外周に合わせるなど
メッシュの向き(方角)を変更することはできません。
マップの切り替え
マップ左上の【地図/航空写真】でマップを切り替えることができます。
【地図】で表示すると、表示内容がスッキリとして見やすくなります。
登録されている圃場が多い場合に、マップ画面の表示・移動を軽くすることができます。
さらに【地形】を選択すると、地形の凹凸などが表現されます。
【航空写真】で表示すると、周辺情報をより鮮明に確認できるようになります。
さらに【ラベル】を選択すると、
地域名、道路名、主な建物名などが表示され、位置を把握しやすくなります。
表示の切り替え(【歯車】ボタン)
マップ右上の【歯車】ボタンから、
各種設定を切り替えることで、
マップ画面の表示を変更することができます。
オススメ:表示設定
マップ上に表示されている『項目設定』や『凡例』の
表示/非表示を切り替えることができます。
オススメ:凡例設定
凡例の最大値・最小値を任意の値に変更できます。
初期値状態の最大値・最小値は、以下のとおりです。
最大値:1,000kg/10a
最小値:500kg/10a
凡例の最大値を変更すると、
それより集計値が大きい圃場はすべて最大値の色で表示されます。
凡例の最小値を変更すると、
それより集計値が小さい圃場はすべて最小値の色で表示されます。
オススメ:圃場上の文字
選択した項目の文字がマップの圃場上に表示されます。
- 圃場名
- 作付名
- 作目名
- 作付面積
オススメ:文字の大きさ
圃場上の文字の大きさを【小】【中】【大】から選択できます。
オススメ:圃場枠の表示
【表示する】を選択している場合
指定した圃場の外周がマップ上に白色で表示されます。
オススメ:初期値状態に戻す
【初期値状態に戻す】をクリックすると
表示の切り替えの設定内容を初期値状態に戻すことができます。
過去データの反映
前述の利用条件のとおり
スマートアシストリモートとアグリノートが連携していることが条件となりますが
連携以前に測定された過去データも反映されます。
反映されるデータの範囲については
この機能のリリース(2025年11月5日)以前から連携していた場合と
そうでない場合によって異なります。
ポイント:リリース前から連携していた場合
この機能がリリースされたときに、すでに連携していた利用者の場合
2023年以降の収穫メッシュデータが取り込まれ
アグリノートの『収量メッシュマップ』に反映されます。
ポイント:リリース後に連携した場合
この機能がリリースされたあとに連携した利用者の場合
連携を行った年の8月1日以降の収穫メッシュデータが取り込まれ
アグリノートの『収量メッシュマップ』に反映されます。